伊勢電気鉄道明和町玉城町伊勢市内(南斎宮〜川端)


 漕代を過ぎて祓川を越えると多気郡明和町に入る。南斎宮、南明星と過ぎて、度会郡玉城町を通って伊勢有田(いせうだ)は伊勢市小俣町だ。
 地図に載っていない川端駅は場所の特定に至らなかった。

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 南斎宮駅は漕代駅から1.9km程の所にあった。旧竹川村と旧金剛坂村の中間点にあたる。
 2022年現在は三重県道37号鳥羽松阪線の金剛坂交差点から東南へ約100m、明和町民バスの金剛(北)バス停になっている(A地点)。
 写真は@バス停から伊勢方面 A歩道橋から伊勢方面 B歩道橋から松阪方面 Cバス停標識

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2022年10月14日撮影

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2022年10月14日撮影

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2022年10月14日撮影

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2022年10月14日撮影





 南斎宮から2.2km、南明星駅だ。参急山田線の明星駅の南西約1.8kmの所。当時の多気郡明星村蓑村地区、現在の多気郡明和町蓑村にあった(B地点)。ちょうど大仏山の西側にあたる。
 今は県道37号線の蓑村交差点の西100m、明和町民バスの蓑村バス停になっている。「伊勢9km」の標識が見える。

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2022年10月14日撮影

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2022年10月14日撮影




 伊勢有田(いせうだ)駅は南明星駅から2.5kmの所、当時の度会郡有田村にあった(C地点)。大仏山の南側になる。
 現在は伊勢市小俣町、県道37号線の湯田2と湯田3交差点の間にあたる。伊勢市が運行しているコミュニティバス「おかげバス」の湯田バス停になっている。

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2022年10月14日撮影

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2022年10月14日撮影

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2022年10月14日撮影




 廃線跡は松江、徳和でオーバークロスしたJR線を三度オーバークロスして伊勢へ向かう。
 参宮線を越えて、伊勢有田から3.6kmの所が川端駅なのだが、現在は住宅地になっている。

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 JR参宮線を越える坂の脇にコンクリートの古い構造物があった(D地点)。黄色と黒の警戒色がされていた痕跡があって、かつては鉄柱もあったようだ。鉄道の遺構かははっきりしないが…。


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2022年10月14日撮影

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2022年10月14日撮影

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2022年10月14日撮影


 伊勢電気鉄道は現在の県道37号線よりも緩やかにカーブしていたので、廃線跡は県道から逸れていく。そして部品メーカー工場の裏手の菱川に橋台が遺っている(E地点)。


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2022年10月14日撮影

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2022年10月14日撮影

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2022年10月14日撮影