津新
地から新松阪間は1930年(昭和5年)4月に複線で開通した。同年12月には大神宮前まで複線で開通された。その為廃線の大部分が道路として残ってい
る。 伊勢電気鉄道は1936年(昭和11年)に参宮急行電鉄に吸収合併されて、江戸橋〜大神宮前は参急伊勢線となった。参急は1944年に近畿日本鉄道とな り、近鉄伊勢線跡は通称「近鉄道路」と呼ばれている。市街地から東へ海岸に沿うように延び、比較的直線で遺構は岩田川に架かる津興橋と雲出川に残る橋脚ぐ らいである。 しかし、津興橋は2023年度に架け替え工事完了予定である。 |
津新地駅は津市愛
宕町にあった。島式1面2線ホームであったらしい。今は鉄道跡らしい緩やかなカーブくらいで他には名残は無い(A地点)。 津新地駅から南東へ150mほどでバイパス道路(県道114号線)と交差する(B地点)。 |
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2017.9.30撮影 2017.9.30撮影 |
津新地から
1km、次は津海岸駅。開通当初は乙部という駅であったが、すぐに改称されている。駅から東へ500m歩くと海水浴場だった。 歩道がバス停のようになっているが(C地点)、現在バスは通っていない。近くの海岸には中部国際空港への船「津エアポートライン」の船着場、津なぎさま ちが造成されている。 |
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2017.9.30撮影 |
岩田川に架かる津
興橋(D地点)は現存する伊勢線最大の遺構。プレートガーダー剝き出しの橋は列車の運転士気分にさせてくれる。 しかし、老朽化による架け替えが決定しており、2019年度内には撤去工事が始まる。 |
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2017.9.30撮影 2018.4,15撮影 |
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津興橋南詰から
500mの所に阿漕浦の駅があった(E地点)。現在は同名のバス停留所があり、三重交通バスが運行している。 |
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2017.9.30撮影 |
阿漕浦の次は結城
神社前駅(F地点)。ここから東へ100mの所にしだれ梅で有名な結城神社がある。 駅跡には同名のバス停があり、駅舎があった場所はコンビニエンスストアになっている。 |
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2017.9.30撮影 |
更に南へ国道23
号線の藤方交差点から600m程の所が米津駅があった場所である(G地点)。路肩がやたらに広く、コンビニエンスストアとなっている。だがバス路線は並走
する国道に移りバス停は無い。 写真に写っている信号交差点を左折すると津競艇である。 |
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2018.7.30撮影 |
雲出駅は省線参宮
線(現JR東海紀勢本線)の高茶屋駅から東へ500mの所にあった。現在は国道165号線との交差点付近である。痕跡は何も見当たらない。 |
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2018.7.30撮影 |
雲出駅跡、国道
165号線との交差点を過ぎると廃線跡は田園地帯に入って行く。国道交差点から約1kmの所(I地点)が香良洲駅があった辺りである。田畑が広がり痕跡は
無い。 香良洲駅跡辺りから150m程で近鉄道路は突き当たってしまう。廃線跡には小さい公園と地区の集会所が建てられていた。 公園を抜けると道ではないが桜並木が現れる(J地点)。これは雲出川橋梁に向かう築堤である。築堤の途中には跨道橋の橋台が残っている。 伊勢電の雲出川橋梁は残っていないが橋脚は継ぎ足して水道橋に利用されている。 |
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2018.7,30撮影 2018.7.30撮影 |